全国高校サッカー選手権は30日に東京・駒沢陸上競技場で開幕する。関東近郊9会場で行われ、決勝は8日に埼玉スタジアムで開催される。

 前回覇者の青森山田は連覇の難しさを味わっている。昨年12月に高円宮杯U-18(18歳以下)チャンピオンシップで初優勝したが、今年はプレミアリーグ東地区3位止まり。ヴィッセル神戸入団が内定しているMF郷家友太(3年)は「このままでは選手権を戦えない」と危機感を口にする。黒田剛監督(47)も「去年と比べても、メンタルの強さがあるとは言えない。開幕まで詰めていく」と最後のムチを入れ、チームを仕上げる。