ヴィッセル神戸は26日、リオ五輪代表DF岩波拓也(23)が来季から浦和レッズへ完全移籍すると発表した。

 神戸の下部組織で育った岩波はクラブを通して「中学生から10年間ここでプレーする機会を与えていただいたことに感謝の気持ちを申し上げます。小学生の頃、このクラブの試合を見てサッカー選手になりたい、ヴィッセルの選手になりたいと夢を持つようになりました。自分にとってヴィッセル神戸が全てでした。このタイミングでクラブを去ることに寂しさもありますが、全てをゼロにしてまた新たに挑戦したいと思い決断しました」と正直な思いを語った。

 J1通算106試合4得点。各世代別代表として活躍し、昨季はリオ五輪代表に選出された。岩波は「五輪前にケガをして絶望的な自分を支えてくれたクラブ、ファン、サポーターには感謝しています。このクラブが対戦相手になり、ライバルになるのが不思議な感じですが自分も1歩1歩努力して進んでいきたいなと思います。10年間本当にありがとうございました」とコメントした。