横浜F・マリノスは清水エスパルスに逆転負けし、ホームで痛い黒星となった。

先制したのは横浜だった。前半2分、左CKから中で競り合ったDFドゥシャンが膝に当てたボールが清水のFWクリスランに当たってコースが変わり、ネットを揺らした。今夏に移籍後、初得点をマークしたドゥシャンは舌を出して喜び、チームメートらから祝福された。

しかし、27分に同点に追いつかれて折り返した後半4分、左サイドからクロスボールを上げられると、待っていたFWドウグラスに胸トラップから左足でジャンピングボレーシュートを決められ、逆転を許した。

横浜は何とか追いつこうと反撃に出たが、後半21分にはドゥシャンがこの日、2枚目の警告を受けて退場。それでも1人多い相手を前に攻め込み、39分にはFWウーゴ・ヴィエイラのヘディングシュートがクロスバーをたたくなど、惜しい場面を何度も作った。しかし、最後までネットを揺らせず試合は終了。前節ヴィッセル神戸戦に続く2連勝とはならなかった。

また、今夏に東京から期限付き移籍で横浜に加入した17歳のMF久保建英はトップ下の位置で2試合連続で先発出場を果たし、後半11分までプレー。ワントップのウーゴ・ヴィエイラとのコンビで相手ゴールに迫る場面もあったが、ゴール前でボールを呼び込むもパスを受けられないシーンが多く、前節ヴィッセル神戸戦に続く2試合連続ゴールは奪えなかった。