昨季限りでベガルタ仙台を引退した菅井直樹氏(34)が2日、ベガルタ仙台の地域連携課スタッフとして新たなスタートを切った。

チームが掲げる「KIZUNA未来プロジェクト」の一環で、クラブコーディネーターの平瀬智行氏(41)とともに「七ケ宿雪かき選手権」(宮城・七ケ宿町)に参加。スコップを手に、雪かきに汗を流した。

開催2年目の同選手権は3人1組のチーム対抗で、今年は計8組24人が出場。約80センチの積雪の中、タイムレースで幅1メートル、長さ10メートル区間の除雪スピードを競い合った。平瀬チームの一員として3位に入った菅井氏は「体力勝負で足腰を使う。負けたくない気持ちはある。満足はしていません」と、気持ちはアスリートのまま。J通算389試合出場で計40得点。チームは今年、昨年までの背番号25と同じ創立25周年を迎えた。菅井氏は「サッカーで学んできたことを地域やチームに落とし込んでいきたい」と意欲。運営・地域連携本部の辻上裕章本部長(42)は「現役時以上の笑顔で、あらためて魅力ある一面を見せてくれた」と部下の初仕事を評価した。