浦和レッズが松本山雅FCに辛勝し、今季のリーグ戦初勝利を挙げた。

0-0で前半を終え、後半に入っても穏やかな展開が続いていた26分、急に試合が動いた。浦和が右サイドを連係で破り、MF長沢がゴールライン際まで攻め上がる。右足で上げたクロスが相手ハンドを誘い、西村主審もPKスポットを指さして笛を吹いた。キッカーはFW興梠。短い助走からGK守田の逆を突き、ゴール右隅へ。27分のエースの今季初ゴール、クラブのリーグ戦初ゴールで浦和が先制した。

追う松本は、ホーム開幕戦で結果を残すべく勝負に出る。反町監督はFW永井に代えてFW高崎、FW前田に代えて町田を同時投入した。しかし、ロングスローやCKはチャンスはつくってもゴールまでは割れない。MF阿部、DF鈴木を入れて守備を固めてきた浦和を最後まで崩せず、0-1で試合終了した。松本は前半、左ウイングバック高橋の突破などで押しながら得点を奪えず、後半も風上に立ったが、痛恨のハンドに泣いた。