J1清水エスパルスMF中村慶太(25)が2試合ぶりに先発復帰する可能性が出てきた。

28日のホーム浦和戦(アイスタ、午後4時)に向けて、26日は静岡市内で非公開練習に臨んだ。前節C大阪戦で内転筋を痛めたが、25日から全体練習に合流。復帰となれば左サイドハーフでの出場が濃厚で、「(ケガは)もう大丈夫」と力強く話した。

燃える理由もある。浦和のFW武藤雄樹(30)とMF宇賀神友弥(31)は、流通経大の先輩。特に宇賀神とは同サイドでのマッチアップが予想される。浦和は両サイドが起点となる攻撃が生命線。対峙(たいじ)する先輩のプレースタイルも把握した上で、中村は「積極的に上がってくるのでボールを取れればチャンスになる。負けられないですね」とライバル視した。

チームは現在2連勝中。C大阪戦では今季初めて無失点に抑えた。好調の攻撃陣も開幕から8試合連続得点しており、「流れは良くなってきている」と手応えを感じている。

2桁得点を目標に掲げている今季は、ここまで1得点。「そろそろ取って自分も勢いに乗りたい」と、7試合ぶりのゴールを宣言した。平成最後の一戦で主役になる。【神谷亮磨】

◆中村慶太(なかむら・けいた)1993年(平5)6月30日、千葉県生まれ。流通経大柏高-流通経大を経て、16年長崎加入。1年目からリーグ戦(J2)27試合出場。昨季はJ1で27試合出場7得点。今年2月に一般女性と結婚。178センチ、73キロ。血液型AB。