選手らへのパワハラ疑惑で8月13日から活動自粛していたJ1湘南ベルマーレの曹貴裁監督が4日、神奈川・平塚市内で行った会見に出席し、53日ぶりに公の場に姿をみせた。

同日に同問題を調査していたJリーグが都内で会見を行い、同監督によるパワハラの事実があったとの調査結果を発表。曹監督に「けん責(始末書をとり、将来を戒める)」「公式戦5試合の出場資格停止(すでに自粛している5試合をもって本制裁を科したものとする)」、湘南には「けん責」「制裁金200万円」の制裁を発表していた。

スーツ姿に神妙な面持ちで湘南の真壁潔会長らと登壇した曹監督は「Jリーグおよびベルマーレにかかわる関係者のみなさま、そしてこの僕の問題で苦しい思いをされた全選手、スタッフのみなさま、そして将来プロを目指している子どもたち、その他大勢の人に、自分の至らなさでこのような問題を引き起こしてしまい、そしてご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と話し、頭を下げた。