リーグ戦で通算50度目の「静岡ダービー」はジュビロ磐田が制した。

前半5分、清水エスパルスはDFファン・ソッコが一発退場。互いに負けられない一戦は序盤から思わぬ展開となった。

数的優位の磐田は試合を優位に進める。前半39分、左クロスからのこぼれ球をMF藤川が右足で押し込み、先制点を奪った。1人少ない清水は防戦一方の展開。FWドウグラスを狙ったカウンターも迫力を欠いた。

後半は清水が意地を見せた。同5分、DF二見が左サイドからロングスロー。ゴール前でバウンドしたボールが磐田DFの足に当たってゴールに吸い込まれた。清水はオウンゴールで同点。試合を振りだしに戻したが、最後は磐田が勝利への執念を見せた。同41分、FWルキアンのポストプレーからMFアダイウトンが右足でゴール右隅に流し込み決勝点。磐田は3試合ぶりの勝利を挙げ、清水は3連敗となった。