AC長野パルセイロは19日、女子ワールドカップ(W杯)フランス大会の日本代表FW横山久美(26)が米NWSLのワシントン・スピリッツへ完全移籍することを発表した。

横山は十文字高から12年に岡山湯郷ベルへ加入。14年から長野でプレーし17年7月からフランクフルトへ期限付き移籍。昨年から長野に復帰していた。今季は18試合5得点。国際Aマッチは43試合17得点。

横山はクラブを通じ「今年は、この5年間で一番苦しかったシーズンでした。キャプテンとして、チームのエースとして、なでしこ2部へ降格という結果になってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。勝つために何をしなければならないのか、そこを追求していくことが自分を含めて選手1人1人が甘かったことが、今年の成績になってしまったと思います」と今季のふがいない成績を反省し、「パルセイロ・レディースは、まだまだ発展途上のチームです。若い選手が多い中、今年はチームとしても、個人としても、たくさんの経験をさせていただきました。悔しかったり、試合に勝つことがどれだけうれしいのか、この経験を糧に、そして長野のために、これからがんばっていってもらいたいと思います」とチームへエールを送った。