J3藤枝MYFCは6日、今年4月をめどに18歳以下のユースを発足させると発表した。監督は藤枝東高出身でC大阪ユース監督などを歴任した瀧利明氏(65)が就任する。クラブを通じて「一番の目的は将来的に1人でも多くの選手がトップチームに上がれる環境を作ることです」とコメントした。

メンバーは既にセレクションで選ばれており、4月に高校新1年生となる選手と、15歳以下のジュニアユースから昇格する選手を含めた約20人が1期生としてスタートを切る。現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で始動日は調整中だが、4月中には全体練習を始める予定。参戦するカテゴリーは中西部のユースリーグになるようだ。

ユースの発足はトップチームにも大きく影響する。J2ライセンス取得のためにはユースを保有する条件があり、瀧氏も「この地域のためにユースチームは必要ですし、一からできることはいい機会だと感じています」と話している。クラブは今後、スタジアム改修に向けても行政と連携して進めていく方針。今季中のライセンス取得に向けた申請を目指すクラブは、ユース立ち上げをきっかけに、J2昇格に向けて本腰を入れて動きだす。【神谷亮磨】