日本サッカー協会(JFA)と日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は23日、国連グローバル・コンパクトと、UN Womenが共同作成した女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則である「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」への参加を表明し、同分野での第1弾事業として10月31日から「JFA女性リーダーシップ・プログラム」を開始することを発表した。

同プログラムはサッカー界、スポーツ界をけん引する女性役員、経営人材を養成するもの。WEPsへの国内競技団体の参加はJFAとWEリーグが初めて。初回研修は10月31日~11月1日まで千葉県内のJFA夢フィールドで行われ、来年2月下旬まで4度の研修を実施予定で、受講者は「ジェンダーと自己理解」、「マインド改革」、「経営リテラシーの獲得」を柱とし、研修や課題、オンライン講座等で学んでいく。

受講資格は、今後、組織での経営人材となることを志す女性の中から次のいずれかを満たす者とされた。

<1>9地域、4都道府県サッカー協会において、副会長以上の役職に就く者

<2>WEリーグ参入予定クラブの経営人材候補者

<3>その他、サッカーおよびスポーツ関連団体における経営人材候補者

同日にプログラムの第1回受講生12人も発表された。受講生は以下の通り。

穴吹侑子(ジェフユナイテッド株式会社レディース部門係長)

江川純子(一般社団法人日本女子プロサッカーリーグ事務局長)

小野寺志保(NPO法人大和シルフィード トップチームGKコーチ)

加藤久美子(株式会社長野パルセイロ・アスレチッククラブ)

小林美由紀(公益財団法人日本サッカー協会女子委員、ジェフユナイテッド株式会社レディース部門マネジャー)

巽由香利(一般財団法人日本フットサル連盟理事)

手塚貴子(公益財団法人日本サッカー協会理事、女子副委員長)

初矢千秋(特定非営利活動法人伊賀FCくノ一事務局長)

宮崎美由紀(一般社団法人佐賀県サッカー協会副会長)

山本亜里奈(株式会社アルビレックス新潟レディース トップチーム兼アカデミー担当マネジャー)

鷲津裕美(公益財団法人北海道サッカー協会副会長)

渡辺典子(公益財団法人埼玉県サッカー協会副会長)