J1清水エスパルスGK大久保択生(31)が、残り3試合での“降格圏脱出”を誓った。11日は静岡市内で非公開練習。冒頭15分を報道陣に公開し、12日のアウェー鹿島アントラーズ戦(カシマ、午後4時)に備えた。

現在18チーム中17位。降格なしの特例のシーズンだが、従来ならば自動降格圏に沈んでいる。大久保は「残りは全て勝つ。降格圏を脱出して来季につなげたい」と語気を強める。平岡宏章監督(51)も「清水に関わる全ての人が『もっとやれたはず』と思っている。少しでも勝ち点を積み上げ、上の順位で終えるだけ」と続けた。

リーグ鹿島戦は4連敗中で、最近8戦勝ちなし(2分け6敗)。大久保は「前線に強力な選手がそろっている。受け身にならずに戦いたい」と力を込めた。天敵の本拠地から勝ち点3を持ち帰るつもりだ。【古地真隆】