J2アルビレックス新潟の主将、DF堀米悠斗(26)が残り3試合での全勝を誓った。12日は聖籠町で練習を行い、今季最後のホームゲームとなる13日群馬戦(午後3時10分開始)に備えた。

「寒い中でも試合を見に来てくれるサポーターが多くいる。アルビレックスの名に恥じないよう、必ず勝ち点3を取りたい」と意気込んだ。

新潟に在籍し4年。札幌(当時J2)から加入した1年目(17年)はJ1を舞台に戦っていただけに主将として今季中での「再昇格」への思いは人一倍強かった。だが、敵地での長崎との上位対決(11月28日、0●2)で敗れ、その翌日にはリーグ戦5試合を残して昇格が消滅。「ショックだった。今季は体も心も疲れるシーズンだった。ただ、それを言い訳にはできない。来季につなげるためにも、ここからの3試合の戦い方が重要」と語尾を強めた。

チームはここ4試合で1分け3敗と勝ちから遠のき、3得点10失点と攻守が歯車がかみ合わない状態が続いている。今節の相手、群馬には開幕戦(2月23日)で3-0で完勝しているが「(群馬は)あの時とは別のチーム。相手をリスペクトしつつ、攻守で上回りたい」。現在勝ち点57で順位は8位。他クラブの結果次第では残り3試合を全勝すれば最高4位に浮上することが可能となる。「いい形で今季を終わらせるためにも順位は1つでも上がいい。全員が目の前の選手に負けないよう、強い気持ちを持って試合に臨みたい」と表情を引き締めた。【小林忠】