名古屋グランパスが3位に躍進した昨季に続き、今季もDF丸山祐市(31)主将体制で臨む。28日のアビスパ福岡との今季初戦(ベススタ)に向けて26日、オンラインでの会見に臨んだマッシモ・フィッカデンティ監督(53)が方針を明かした。

フィッカデンティ監督は「昨年と同じ取り組みを継続していく。(その中で)丸山を中心に、ということを変える必要はない。主将は丸山でと考えている」と明言した。昨季はその丸山を中心にリーグ最少28失点と堅守が光った。今オフ、C大阪からFW柿谷曜一朗(31)を獲得するなど、攻撃陣を手厚く補強したが、ベースの「堅守」を維持すべく、ピッチ上のまとめ役を引き続き丸山に託す。

「開幕が近づくにつれてワクワク度が増している」と話した丸山は「手の届くところに優勝はある。より自信を持ってタイトルを狙いたい」とキッパリ。「年間最少失点は目指したい」と継続を強調しつつ、「質の高い練習ができている」とチームの底上げに自信を示した。

指揮官は「川崎(F)、東京、ガンバ(大阪)、鹿島と上位を争っていく」と具体的なライバルチームをあげた上で、「目の前の試合に全力で集中する。その取り組みが見えれば結果はついてくる」。堅守に加え、上積みの攻撃陣でJ1今季20チーム、戦国の戦いに臨む。