清水エスパルスのロティーナ監督が、昨季まで指揮した古巣と対戦した。前節から先発1人を変更。17試合ぶりの勝利を目指すアウェーC大阪戦で、相手のミスを見逃さずに幸先よく先制点を奪った。前半5分、敵陣エリア内でMF中山克広が、前線からのプレスで相手の横パスをカット。素早く左足を振り抜き、2試合連続ゴールを沈めた。

しかし、同22分にセットプレーで追い付かれた。その後は押し込まれる展開が続いたが、集中力を切らさず、勝ち越し点は許さなかった。1-1で前半を折り返した。

後半最初の決定機は清水だった。同9分、FKの流れからFW後藤優介がミドルシュート。右ポストに直撃して枠を外れ、勝ち越すことはできなかった。

互いに得点を奪えずに迎えた同39分、痛恨の勝ち越し点を奪われた。相手のサイド攻撃に翻弄(ほんろう)されて決勝ゴールを献上。その後、1点差を追い付けず、J1リーグでのアウェーC大阪戦は17戦連続で勝ちなし(3分け14敗)となり、またしても鬼門突破はならなかった。今季初黒星を喫したが、中3日で14日、ホームで鳥栖を迎え撃つ。気持ちを切り替えて、仕切り直しを図る。