清水エスパルスが開幕戦以来の白星で今季2勝目を挙げた。

アウェーで柏レイソルに2-1。DF鈴木義宜(よしのり、28)のJ1初得点で先制すると、FWチアゴ・サンタナ(28)が追加点を奪った。その後、1点を返されるも逃げ切った。

大雨と強風が吹き荒れる一戦となったが、敵地で勝ち点3を積み上げた。チーム3試合ぶりの得点が立ち上がりに生まれた。前半4分、鈴木義が右CKを押し込んで先制。「良いボールが来た。セットプレーで決められれば、チームも助かる」とうなずいた。勢いは止まらない。同28分、U-24日本代表DF原輝綺(22)の右クロスをサンタナが頭で合わせて追加点。さらにリードを広げた。

前半途中にDFヴァウド(29)が負傷交代するアクシデントに見舞われるも、体を張った守備でリードを守り抜いた。終盤の相手の猛攻に対して、コンパクトな陣形を保って対抗。反撃を1点に抑えた。ロティーナ監督(63)は「全員がハードワークしてくれた」とたたえた。

27日のルヴァン杯・ベガルタ仙台戦を挟んで、次回のリーグ戦は来月4日の徳島ヴォルティス戦。今季初の連勝に向けて、鈴木義は「まだ改善すべき点は多い」と気を引き締めた。