日本代表に初選出された湘南GK谷晃成(20)が浦和を無失点に封じ、勝ち点1奪取に大きく貢献した。

試合前には、ともに東京五輪を戦った浦和DF酒井にあいさつする場面もあった。前半は守備機会は少なかったが、後半に浦和がメンバーを替え攻撃を活性化させると、存在感を発揮。後半13分にはその酒井の浮き球クロスを、190センチの長身を生かしてはじくなどし、ゴールを守った。

東京五輪では全6試合にフル出場し、準々決勝のニュージーランド戦ではPK戦で存在感を示し、日本の勝利に貢献。五輪での活躍を認められてのA代表入り。注目度も高くなるが「代表選手と見られるのは当たり前。責任感は少なからず増している」と自負する。攻め込まれるシーンでも落ち着いて処理し、代表合流前最後の試合で勝ち点を積み上げた。日本代表は30日からW杯アジア最終予選に向けた活動を始める。