J2アルビレックス新潟は16日に、アウェーでV・ファーレン長崎と対戦する。オフ明けの12日は約1時間半、聖籠町で練習を行った。

勝ち点60の4位新潟と3位長崎の勝ち点差は1。アルベルト監督(53)はJ1昇格争いの生き残りを懸けた大一番に向け、「いい準備を進め、敵地で勝利をもぎ取りたい」と言葉に力を込めた。

前節9日のホーム山口戦(1-0)はFW鈴木孝司(32)の得点で2試合ぶりに勝利したが、「チームは勝負にこだわるあまりに、ボールを保持するという部分を若干、失ってしまった」と振り返り、「(今季)残りの9試合でその両面をバランスよく表現できるよう、回復、改善していきたい」と、ボール支配率を上げて試合の主導権を握るスタイルを、最後まで貫くことを強調した。

長崎との一戦はともにJ1昇格の可能性が残るだけに、これまで以上に激しいバトルが必至だが、新潟はDF千葉が累積警告で出場停止。MFロメロと前節で途中交代のMF本間がケガで欠場見込みと、攻守の要を欠く。それでも指揮官は「替わりに出場する選手が活躍してくれるはずだ」と強気な姿勢を示した。