ヴィッセル神戸三浦淳寛監督(47)は15日、日本代表FW大迫勇也(31)が当面の間、故障で離脱することを明らかにした。箇所は右脚の可能性が高い。

日本代表で臨んだ12日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦で負傷したもよう。後半10分にゴール前で相手選手と激しく接触し転倒しており、その数分後、右脚付け根か、右大腿(だいたい)部付近を自ら指さして、ベンチと会話する姿があった。結局は同16分、前神戸のFW古橋と途中交代していた。

三浦監督はこの日、オンラインで取材対応し「(この2週間で故障者が)徐々に復帰しているが、代表参加の大迫のけがは少し残念に思う」と説明。しばらくの離脱か、と問われると「そんな感じです」と無念の表情を浮かべた。故障の詳細は明かさなかった。

今夏にドイツから日本に復帰した大迫は、中断前の今月2日の浦和レッズ戦で加入後、6試合目でJ1初ゴールを記録したばかり。今季残り7試合となり、3位にいる神戸は、16日のアビスパ福岡戦(ノエスタ)へベスト布陣で白星発進したいところだったが、大事な得点源の大迫が欠場を余儀なくされた。

11月にはW杯アジア最終予選が再開され、11日にはベトナム、16日にはオマーンといずれも敵地で2試合を行う。それまでのJ1は4試合あり、負傷の程度によっては欠場が長引き、日本代表の活動にも影響を与える可能性がある。