第100回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の組み合わせ抽選会が16日、オンラインで行われた。

2年ぶり13度目出場の静岡学園は12月29日の1回戦(千葉・フクダ電子アリーナ、午後2時10分)で徳島県代表の徳島商と対戦する。静岡市内で取材に応じたGK生嶋健太郎主将(3年)は「試合をしたことがない相手だけれど、決まったことでワクワクしている」と胸を躍らせた。

対する徳島商は11年ぶり40度目出場の伝統校。徳島県大会決勝で4得点を挙げた攻撃力は警戒しなければいけない。ただ、静岡学園も負けていない。MF古川陽介がジュビロ磐田、MF川谷凪が清水エスパルス、MF玄理吾は徳島ヴォルティスと、3選手がJクラブに内定。伝統の個人技スタイルで激戦の静岡を制した。生嶋は「得点力では負けられない」とチームの思いを代弁した。

勝てば、2回戦で強豪の流通経大柏(千葉)と対戦する可能性がある。同じBブロックは2年連続で全国4強の矢板中央(栃木)や今夏の全国総体で準優勝した米子北(鳥取)などが入る激戦区だ。川口修監督(48)は「強豪校が多い印象。これから映像などチェックしていきたい」と話した。

チームの目標は2大会ぶりの全国制覇。全国総体準決勝で敗れた青森山田との再戦も熱望している。生嶋は「大舞台で青森山田にリベンジしたい。今年は100回大会の節目。もう1度静学旋風を起こしたい」と力を込めた。【神谷亮磨】