セレッソ大阪は5大会ぶりの日本一を目指し、7日に天皇杯準々決勝でサンフレッチェ広島と本拠地ヨドコウで対戦する。

今季リーグ戦では2戦全敗。前回8月27日の0-3の敗戦から、わずか中10日での再戦となる。今季リーグ戦13試合に出場するDF鳥海晃司(27)は6日、オンライン取材に応じて「Jリーグで2連敗しているので、気持ちを前面に出して勝ちたい」と、リベンジを誓った。

リーグ戦で6位のC大阪に対し、広島は首位。今季3冠獲得の可能性を持つチーム同士の対決は、ハイレベルな主導権争いになりそうだ。

小菊昭雄監督(47)は「最高のタイミングでもう1度、広島と対戦できる。我々はもう1度、アジア(ACL)に行くために、このタイトルは全員でつかみ取りたい」と、尹晶煥監督時代の17年度以来の頂点を狙う。

リーグ戦の前節2日北海道コンサドーレ札幌戦で1-2の逆転負けを喫したC大阪は、今季初めての連敗となった。この連敗の要因は守備以上に、多くの好機を迎えながら得点できなかった決定力不足にある。

故障から復帰し、2試合連続で後半途中から出場中のMF清武が、先発で使えるのか否か。先発の場合はFWに近いポジションで起用される可能性もあり、主将の動向も注目される。

鳥海は「広島はハードワークしてくるし、順位もいいし乗りに乗っている。球際で負けないこと」と、ベスト4進出を懸けた大一番のポイントを挙げた。