J2藤枝FW渡辺りょう(26)がキャリアハイの1発を狙っている。

16日のアウェー水戸戦に備え、14日は午前練習で調整した。前節のホーム千葉戦では今季3度目となる1試合2得点をマークし、勝利に貢献。通算7ゴールで得点ランクも単独トップに躍り出た。開幕から9試合目で既に自身のシーズン最多得点記録(7得点)に並び、大台の「2桁」も視野に入ってきている。次戦も「狙っていきたい」とゴールへの強い意欲を示した。

好調の要因は他選手との連係面の向上。渡辺は「日々の積み重ねで、周りの選手にも自分の特徴をより理解してもらえている」。千葉戦が象徴的だった。得意とする動きだしで相手のマークを外し、2得点。パスを出した味方と息の合ったプレーを披露した。守備での貢献度も高く、チームに欠かせない存在になっている。

向上心も尽きない。プロ入り後初となるハットトリックが当面の目標で、「決められなかった悔しさがなくなったら終わりだと思う」と強調。チャンスを確実に仕留める決定力に磨きをかけている。

昨年7月にJ3沼津から加入。リーグ戦で自身が得点した試合は今季も含めて7戦全勝と不敗神話も継続中だ。渡辺は「まずは守備をきちんとやった上でゴールを目指していく。継続して取り続けていきたい」と力を込めた。決めれば、勝率100%。絶対的エースの一撃で今季2度目の連勝をたぐり寄せる。【神谷亮磨】

○…藤枝の須藤大輔監督(45)が上位浮上を目標に掲げた。今季は4勝1分け4敗で現在8位。次戦で勝てば、クラブが今季目標に掲げているプレーオフ圏内の6位以内に浮上する可能性が高い。指揮官は「勢いだけじゃないことを見せたい。上にいけばまた違う景色が見られる」。この日のミーティングでは映像を使って水戸を分析。「弱点は選手と共有できている」と自信をのぞかせた。