アビスパ福岡は30日、福岡市内で非公開練習を行い、FC東京戦(5月3日、ベススタ)へ調整した。練習後にオンラインで取材対応した。
FC東京から完全移籍で新加入のMF紺野和也(25)が「一緒に戦った選手との対戦は不思議な感覚だが、負けたくない」と、古巣撃破を誓った。
161センチと小柄ながら、巧みなドリブルを得意とする紺野は、東京については「去年は4-3-3を主に使ったが、ここ数試合は4-2-3-1に変えている。そこが去年と違う」という印象。
相手と右サイドハーフで対峙(たいじ)するにあたり、「(動きを)読まれても上回らないといけない。自分のドリブルを消しに来るんだったら、味方とのコンビネーションで崩していくのもあり。(パスを出させないように)左を切って来ると思うので、縦に仕掛けて、右足でクロスを上げる場面をつくってもいいかもしれない」と対策を練っている。
東京に所属していた昨年5月3日の福岡戦では後半途中から出場。堅守速攻から1-5で完敗した苦い記憶がある。今年は逆の立場となり「(福岡は)去年の試合みたいに、試合に入り、ゲーム運びができれば、いい戦いができると思う。勝てない相手じゃない」と意気込んだ。
ただ、チームとしては直近3試合で8失点は懸念材料。特に、3失点を喫した29日川崎フロンターレ戦は、相手の巧みな個人技でパスをつながれて崩され、強みの前線プレスと、ショートカウンターも不発に終わった。長谷部茂利監督(52)が「簡単に崩され、シュート打たれることを減らしたい。(川崎F戦は)ペナルティーエリアに侵入されることがけっこうあった」という反省点の修正が急務だ。
そんな中で、川崎F戦で負傷交代したDF湯沢聖人(29)は、当面の離脱が予想される。しかも、守備陣を中心にけが人が多く、最近はベストメンバーが組めない状況だ。それでも、DF奈良竜樹主将(29)は前を向く。「難しい時期だが、ピッチに立つ選手が、しっかりプレーすることが大事。(福岡は)余力を残して試合を成立させられるチームじゃないので、どんな相手にも苦しまないと、何も手にできない」と、悲壮な決意を示した。【菊川光一】



