J2藤枝MYFCと清水エスパルスの静岡県勢対決が8日、清水の本拠地アイスタで行われる。
昨季の対戦成績は1勝1敗。今季初対戦に向け、両クラブの指揮官が火花を散らした。藤枝の須藤大輔監督(47)は練り上げた組織力で対抗する構え。清水の秋葉忠宏監督(48)は個人の能力を前面に出した戦いでの勝利を宣言した。ベンチワークを含めた熱血漢2人の采配にも注目が集まる。
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藤枝はチームで首位から勝ち点を奪う。選手の多くは「個々の勝負では分が悪い」と理解している。武器は「須藤体制」で成熟させた組織力。GKも使いながら複数人が連動する攻撃的なスタイルには自信を持っている。須藤監督は「相手の状況を見ながら柔軟に対応することが大事」。清水が普段と違う布陣を敷いてきても、動揺することはない。
反省も生かす。昨季のアウェー戦では前半16分までに3失点。序盤で主導権を握られた。ただ、同じ轍(てつ)は踏まない。完全アウェーの状況も想定内で、時間帯や状況に応じた試合運びを選択していくという。直近3試合で負け越し、停滞感が漂う相手のチーム状況も分析済み。指揮官は「ウイークポイントも分かっている。いい結果をたぐり寄せる準備はできた」と不敵に笑った。個人よりも、組織。藤枝がチームスポーツの醍醐味(だいごみ)をピッチで体現する。【神谷亮磨】



