仙台の来季コーチに原崎政人氏(37)が就任することが20日、分かった。主に若手の育成などを任されるとみられ、近日中に発表される見込み。原崎氏は04年には仙台でプレーし、その年限りで現役を引退。指導者として古巣に復帰する形になる。05年から大宮の育成部やユースのコーチを務め、09年からは東洋大にコーチとして派遣。手倉森監督とは同じ青森県出身というつながりもあり、チーム強化へ同郷2人がタッグを組む。

 今季リーグ4位と躍進した仙台。ルーキーFW武藤が終盤戦でスーパーサブとして活躍したものの、継続して好成績を残すにはさらなる若手の底上げがひとつのテーマだった。白幡社長もこの日の取締役会で「将来に向けた若手の確保が重要」と明言。来季は仙台大MF奥埜や盛岡商MF藤村、仙台ユース所属のMF越後といった有望株の加入が内定し、原崎氏の育成手腕にかかる期待は大きい。

 来季に向けてはすでに大槻毅コーチ(39)、李昌■フィジカルコーチ(38)の退団が決定。引き続きコーチ人事を進めて早急に新体制を固め、より高みを目指すシーズンを戦う準備を整えていく。※■は火ヘンに華