フランスの絶対的エースとして臨むキリアン・エムバペ(23)が、後半23分に3-1とリードを広げるゴールを決め、今大会初得点をマークした。右サイドからのクロスに、相手2人のマークを振り切って頭で合わせた。

さらにその3分後には左からクロスを上げ、4点目となるFWジルーのゴールもアシストした。

連覇が懸かるチームは先制点を奪われながらも強さを発揮。エースとしてけん引したエムパペが、FWベンゼマなど故障者が相次ぐチームの白星発進に貢献した。

19歳で出場した18年ロシアW杯では大会4得点をマーク。フランス史上最年少となるW杯ゴールを決めて勢いに乗ると、決勝ではブラジルの歴史的英雄ペレ以来となる10代での得点を刻んだ。さらにはFIFAが選定する大会ベスト・ヤングプレーヤー賞も受賞した。

飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍した前回大会から4年がたった。順調な成長を遂げ、所属するパリ・サンジェルマンでは、ネイマール(ブラジル)、メッシ(アルゼンチン)と「ビッグ3」を形成する。

堂々たる主役として臨む今大会。エムバペが存在感を早速示した。

◆キリアン・エムバペ 1998年12月20日、パリ近郊のボンディ生まれ。両親はカメルーン出身のサッカー指導者の父と、アルジェリア人の元ハンドボール選手の母。モナコでプロデビューし、16年2月のリーグ戦でクラブ史上最年少17歳2カ月で初得点。17年3月に18歳3カ月でA代表デビュー。18年ロシアW杯1次リーグ・ペルー戦で同国代表のW杯最年少得点を記録するなど4得点をマーク。同大会の大会ベスト・ヤングプレーヤー賞を受賞した。同年よりパリ・サンジェルマンに所属する。アニメ「忍者タートルズ」の登場人物ドナテロに似ているため、愛称「ドナテロ」。

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