スペイン代表がワールドカップ(W杯)史上のPK戦敗北数が最も多いチームになったとスペイン紙マルカ電子版が6日に報じた。

スペインは6日にW杯カタール大会決勝トーナメント1回戦でモロッコと対戦。試合を通じて主導権を握るも、最後まで得点を奪えないままPK戦に突入し、1本も決められずに敗退した。

スペインはこれまでW杯でPK戦を5回経験しているが、そのうち4回で負けている。3敗のイングランドとイタリアを上回って、W杯でのPK戦敗北数が最多のチームとなった。一方、5回中4回に勝っているアルゼンチンがW杯でのPK戦勝利数が最も多いチームである。

 

スペインがPK戦で勝利したのは02年日韓大会・決勝トーナメント1回戦のアイルランド戦のみ。一方、今大会に加え、86年メキシコ大会・準々決勝ベルギー戦、02年日韓大会・準々決勝韓国戦、18年ロシア大会・決勝トーナメント1回戦ロシア戦で敗れている。

ルイスエンリケ監督は試合前の会見で「W杯までにクラブで少なくとも1000回はPKの練習をしてきてくれ」と“宿題”を出していたことを明かした。その上で「PKは宝くじじゃない。練習すればするほど、PKのやり方は向上する。プレッシャーや緊張をほぐすことはできないが、それに対処することができる」と、PKが運ではないことを強調していた。(高橋智行通信員)

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