バイエルン・ミュンヘンのFWミュラーが予想より重症だと、23日の独紙ビルトが伝えた。

 21日のハンブルガーSV戦で途中出場から決勝点をアシストしたミュラーだが、このシーンで太ももを負傷した。ビルト紙によると、右足太ももの内転筋断裂で全治5~6週間かかるようだ。ミュラーはハンブルガーSV戦後に「ボールをヒールで戻そうとしたんだ。その時にケガしてしまったようだ」とコメントしていた。

 この試合はミュラーがどれだけBミュンヘンに重要な選手かが証明された試合でもあった。スタメンで起用されたハメス・ロドリゲスは好プレーを披露することができず、ハーフタイムにミュラーと交代。キャプテンのノイアーの長期離脱に加え、副キャプテンのミュラーまでも離脱となってしまった。

 ロッベンは「選手が負傷したらいつでも心配なことだ。トーマスは今僕らのキャプテンで、とても重要」としている。ハインケス監督にとっては25日のライプチヒとのドイツ杯戦への大きな問題となる。

 ハインケス監督は「非常に頭を働かせ、非常に素早く考えないといけない。この試合で最も重要なのは、試合開始から完全に集中し、相手のプレーを困難にするための心構えを持っておくことだ」と話していた。

 また同じハンブルガーSV戦でDFフンメルスが足首を損傷。「そこまでひどくはない」と話していた。フンメルスに関しては25日までに間に合う希望がまだあるという。