国際サッカー連盟(FIFA)は10日、モスクワで理事会を開き、男子の世界ランキングの算出方法を一新しワールドカップ(W杯)ロシア大会後から適用することを決めた。

 最も多くのポイントを得られるW杯でも準々決勝以降の比重を高めるなどの変更が加えられた。世界ランキングはW杯の1次リーグ組分けにも反映されるため、より公平性が求められていた。

 南米サッカー連盟が要望していた2022年W杯大会の出場枠を32から48に増やす案については、開催国カタールとの協議が優先だとして13日の総会では議論されない見通しとなった。新規大会の「ネーションズリーグ」創設や、クラブW杯の拡大については継続審議となった。

 総会で米国、カナダ、メキシコ(共催案)と、モロッコが立候補している26年W杯の開催地をFIFA加盟協会の投票によって決めることも確認した。