13日に成田からメルボルンに戻った、メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)が、監督と選手の“二刀流”で東京オリンピック(五輪)を目指す。関係者によると、3月のU-23アジア選手権予選で、実質的な代表監督を務めているカンボジアを率いて3試合に挑むという。東京五輪世代メンバーで、22日にオーストラリア、24日に韓国、26日に台湾と対戦する。成長過程にあるカンボジアが勝つのは簡単ではないが、継続的に強化にあたる。

12日にACL1次リーグ第2戦でサンフレッチェ広島と対戦し、クラブでは12年ぶりに日本のピッチに立った。1-2で敗戦もゴールを決め、「東京五輪に絶対に出られる。メダルを取れるというプロジェクトで動いている」と情熱を口にした。選手と指揮官で五輪を目指すという、日本サッカー界唯一の存在として、フル回転を続ける。