レアル・マドリードに所属する日本代表FW久保建英(18)が、3位決定戦のフェネルバフチェ戦に後半28分から2トップの一角で途中出場した。同43分には右足でミドルシュートを放つなど気を吐いた。プレシーズンマッチでは少ない出場時間で好プレーを続けているが、ジネディーヌ・ジダン監督(47)はひとまず3部相当のカスティージャ(若手中心のBチーム)に軸足を置かせることを示唆した。試合は5-3でRマドリードが勝利した。
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久保は前日のトットナム戦よりも長いプレー時間を指揮官から与えられた。MFバルベルデに代わって後半28分から最前線で出場した。効果的なパスや柔らかな身のこなしを披露。最大のチャンスは後半43分。敵陣内でボールを奪ったFWバスケスから中央でパスを受け、ドリブルで前進。ペナルティーエリア手前から思い切って利き足でない右足で狙ったが、低い弾道のシュートはGKにはじかれた。久保は上を向いて悔しそうに目をつぶった。
これで北米ツアーを含め2度の活動を終え、ジダン監督は久保について「カスティージャでプレーしながら、トップの練習にも参加するのがいいのではないかと考えている」と、今季はBチームでのスタートを示唆した。しかし、続けて「チームの状況次第」と含みを持たせた。自らの力でトップチームの公式戦に出場する可能性は残した。
指揮官の「(久保は)ロドリゴやビニシウスのようにとても若い。彼らと一緒にゆっくりと進む必要がある」という言葉は前向きなもの。スペインに渡った翌日からカナダキャンプに参加し、まだ1カ月足らず。多額の移籍金で獲得したロドリゴらとすでに同じ扱いを受けていることは、期待以上のプレーをしている証拠だ。カスティージャには、自身が下部組織から成り上がったラウール監督がいることも心強い。
7月20日のBミュンヘン戦でデビューを果たした久保が「一喜一憂せずに、焦らずに徐々に上がっていければいい」と話したように、焦ることはない。トップチームは7日にザルツブルク、11日にローマとそれぞれアウェーで強化試合を行い、17日のセルタとの開幕戦を迎える。今後の同行について再びジダン監督が見極めることになる。世界最高のクラブで過ごしたこの5試合で、着実にトップチームへの道を前進したことは間違いない。

