移籍のうわさが絶えないバルセロナのブラジル代表FWコウチーニョ(27)の将来が明確になり始めている。

スペイン紙ムンド・デポルティボ(電子版)は6日、バルセロナがプレミアリーグのクラブとの交渉を認めていると報じた。またその具体的な相手はトットナムと見られるという。

バルサはコウチーニョの移籍金を1億2000万ユーロ(約150億円)と見積もっており、この金額をスタートにコンタクト。しかしプレミアリーグの移籍市場閉鎖が8月8日18時となっているため、交渉する時間はもう、わずかしか残されていない。

一方、コウチーニョの代理人は数日前に英国に戻る可能性を問われた際「マンチェスターUは素晴らしいクラブだ。私の選手たちもいるし、敬意を払っているが、フィリップ(コウチーニョ)については非常に難しく、ほとんど動くのが不可能だろう」と明かしていた。マンチェスターUはもう1つの移籍先候補と言われている。

さらに「フィリップにとってリバプールのどのライバルチームでプレーするのも非常に難しいだろう。なぜなら彼はあのクラブと強く結びついているからね」とも語っていた。

コウチーニョは将来が不安定な中、チームがナポリと2試合対戦する米国ツアーに同行している。移籍先の最有力候補はプレミアリーグと見られているが、間もなく結果が出ることになる。(高橋智行通信員)