フィテッセのMF本田圭佑(33)がアウェーのヘーレンフェイン戦に2試合連続で先発したが、チームは競り負けた。前半に2点リードしたが、その後3失点して逆転負けした。

本田はフル出場したが、新天地デビューから2連敗、チームはリーグ戦5連敗で、CSKAモスクワ(ロシア)時代にも監督と選手としてともに戦い、今回も本田の獲得を強く望んだロシア人のレオニード・スルツキー監督が不振の責任をとって辞任を表明した。

試合後の本田とのやりとりの一部は次の通り。

-この前の試合後「ベテランを巻き込んでチームを立て直していきたい」と話していたが、この1週間はそういう作業は

本田 前半2点取ったことが、それにあらわれていたと思うんですよ。ただ、見ての通り、失点したりすると、それがなかったかのように、グッと崩れるというか。これがやっぱり、自信を失っているチームの(特徴)。いわゆる点を取った時は延命処置みたいな感じで、よさげに見えているけど、失点した時には、チームの本性があらわれる、まさにそんな試合でしたよね。慌てる必要はないんですけどね。まあ、ちょっと、若いチームにありがちな失点のケースが多いなっていう感じはします。

-個人的に半年のブランクは

本田 まあ、全然そもそも役割が違うっていう意味では、ブランク…。求めている、自分が挑戦していることが新しいので、同じことをやっていたら比較できるんですけど、そういう意味で、もう自分は「次のステージに行く」って言っている、プレースタイルが変わってきているので、手ごたえのある部分と(ない部分がある)。反省というのは、これまで同様変わらないですけどね。だからあんまりブランクってことは感じないですけど。実際に2試合、これだけやっていて、体もいけてる(=対応できている)んで、それだけでも非常に収穫かなって思ってるんですけど。やっぱりチーム状況だけがね、なかなか…。こういう時は雰囲気にのまれないようにしないと。特に若い選手は、こういう時は自分のことばっかり考えちゃうんで。

-今日のボランチとしてのプレーを振り返って

本田 うーん。まあ、50点くらいかな。まあもっと伸びていけると思うんですけど。でも、非常に難しいなって思う部分が多くて。