MF久保建英(18)が所属するマジョルカはホームでベティスに1-2で敗戦した。久保は再三の好機を生み出してチームの攻撃をけん引した。

この日も4-3-3の布陣で臨んだマジョルカ。久保は右ウイングで出場し、4戦連続の先発となった。試合開始から積極的にボールに絡み、先制されたあとの13分、15分と立て続けにシュートを放った。

30分を過ぎたところで0-2とされるも、ボールがないところではしっかりと守備の意識を見せていた。

後半開始早々、ペドラサをつかみイエローカードを受けた。15分、左に流れてペドラサのクリアミスを受けたところで絶妙なパスを出すが、味方のシュートはゴール上に飛んでいった。

その直後、久保がペナルティーエリア内左サイドで3選手をドリブルで突破。ラゴ・ジュニオルを経由してダニ・ロドリゲスがシュートを打つも、DFに阻まれた。

さらに20分には右サイドからクロスを上げてビディミルの頭に合わせる。続く28分には絶妙なスルーパスをゴール前へ通すも、GKとの1対1を迎えたラゴ・ジュニオルがトラップをミスした。

41分には自らペナルティーエリア正面から強烈なシュートを放つもGKにファインセーブされた。マジョルカの中で最も決定機を作った選手になったが、チームの決定力不足もあり、得点を生み出すことはできなかった。

チームはこれで15試合4勝2分け9敗の勝ち点14で、暫定ながら17位となっている。(高橋智行通信員)