バルセロナ所属のブラジル代表MFアルトゥール(23)が、来季からユベントスに移籍することが決まった。28日、スペイン各紙が伝えた。正式発表は29日の予定だという。

スペイン紙マルカによると、アルトゥールは試合終盤に出場した27日のセルタ戦後、ユベントスの本拠地イタリア・トリノに移動。翌日、契約書にサインしたという。

契約期間は2025年までの5年間、年俸はバルセロナで受け取っている金額を大幅に上回る手取り700万ユーロ(約8億4000万円)で、さらに設定された簡単な目標を達成した場合にボーナスが追加されることになっている。

アルトゥールのユベントス移籍が正式発表された場合、それに合わせてボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチ(30)のバルセロナ入団も発表される可能性が高いと同紙は伝えている。

またスペイン紙ムンド・デポルティボは両選手の移籍金について、アルトゥールが7000万ユーロ(約84億円)、ピャニッチが6000万ユーロ(約72億円)と報じている。この金額の違いについて、バルセロナがトレード交渉の際、年齢差を主張したためであるという。

しかしアルトゥールのユベントス入団は今季終了後のため、アルトゥールはこの後、30日にホームで行われる大一番、アトレチコ・マドリード戦に向けて、29日のチーム練習に合流する予定である。同様にピャニッチもバルセロナにやって来るのは今季終了後となる。

(高橋智行通信員)