スイスが奇跡を起こした。優勝候補筆頭の18年ワールドカップ（W杯）王者フランスをPK戦の末に破り、初の8強進出を果たした。

一時は1－3とリードを許したが、後半36分にFWセフェロビッチ（ベンフィカ）がこの日2点目となるゴール。さらに同45分には主将のMFジャカ（アーセナル）からのスルーパスを受けたFWガブラノビッチ（ディナモ・ザグレブ）がゴール左隅に同点弾を蹴り込んだ。

延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。味方5人全員がシュートを決めると、GKゾマー（ボルシアMG）が相手5人目エムバペ（パリ・サンジェルマン）のゴール左へのキックを見事にはじいて、勝利をつかんだ。

マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたジャカは「素晴らしい気分だ。スイスから来たすべての人々が誇らしく思ってくれるだろう。僕らは歴史をつくったんだ。（1－3から）追いついて勝利することができ、我々の精神力、チームの特長を見せることができた。その一員であることを誇りに思う。次はスペインとの対戦だが、同じファイティングスピリットで臨みたい」などと話した。

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