ナイジェリア・サッカー連盟(NFF)のピニック会長が、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督(58)が同国代表監督候補に挙がっており、すでに話し合いを行ったと明かした。複数の欧州メディアが報じた。

NFFは1月9日開幕のアフリカ・ネーションズ杯が迫る中、今月12日にドイツ人のゲルノト・ロール監督を解任。現在は元ナイジェリア代表DFのオーガスティン・エグアボン氏が暫定的に指揮官の座に就いている。

だがピニック会長は、カメルーンで行われるアフリカ・ネーションズ杯には新監督で臨みたい意向で、モウリーニョ監督も候補の1人だと説明している。

同会長はナイジェリアの地元メディアの取材に対し「新監督に一番求めるのは規律。規律のあるプレーを徹底してもらいたい」「その次に、トロフィーを勝ち取ることにどれだけ貪欲であるか。勝ちたいと思えば規律も徹底されるだろうから」などと説明した。

その上でピニック会長は監督候補としてスポルティングやポルトなどポルトガルの強豪クラブを率いてきたジョゼ・ペセイロ氏の名前とともに、モウリーニョ監督を挙げた。「我々は(すでに)モウリーニョ監督と話をした。スポーツ大臣も彼と話をし、感触は悪くなかった」と明かした。

ただモウリーニョ監督は今夏、3年契約でローマの指揮官に就任したばかり。代表監督については、クラブでの指導をやりきってから、しかも母国ポルトガル代表の指揮官に就任したいという旨の発言をしており、ナイジェリアを率いる可能性は低そうだ。