昨年10月にサウジアラビア政府系ファンドが主体の共同事業体が買収したニューカッスルが、バルセロナのフランス代表FWウスマン・デンベレ(24)獲得に力を入れていると、スペイン紙スポルト電子版が18日に報じた。

現在、プレミアリーグで降格圏の19位に沈むニューカッスルは、今冬の移籍市場で大型補強を実現して早急にチームを立て直したい意向。近い将来の欧州チャンピオンズリーグ出場も目標に掲げている。そのためのチームリーダーとしてデンベレを有力候補に挙げ、金銭的に魅力的な条件を提示する見通しだ。

デンベレは今年6月30日でバルセロナとの契約が切れる。契約延長の意思はなく、シーズン後まで待てば移籍金なしで獲得できる可能性もある。だがニューカッスルは今冬の獲得を目指し、すでにバルセロナとコンタクトを取っているという。(高橋智行通信員)