5日に行われたメキシコ1部リーグの試合でスタンドのファン同士が乱闘騒ぎを起こし、26人が負傷、うち3人が重傷となったことを受けて、メキシコ北中部州当局は警察官や警備員など5人に停職処分を下したと、AP通信が報じた。
乱闘が起こったのはケレタロ-アトラス戦で、試合会場には警察官や警備員がいたものの、乱闘を鎮めることができなかった。試合は後半17分で中断。SNSには観客が撮影したとみられる動画が拡散されており、観客同士が互いに殴る、蹴るなどの暴行を加える様子や、逃げまどう観客などが映っている。
メキシコメディア「エル・ユニバーサル」は、ケレタロ州知事のマウリシオ・クリ氏が、負傷者のうち1人が失明したと明かしたと報じている。ただ同氏いわく「(SNSで拡散されている)映像からは信じられないかもしれないが、死者はいなかった」といい、負傷者26人中19人が既に退院しているとのことだ。
一部メディアからは、乱闘騒ぎと麻薬カルテルとの関連性を指摘する声も上がっている。ハリスコ州知事のエンリケ・アルファロ氏は、これらの関係性について言及しなかったものの、「単なるファン同士の論争には見えなかった」「人間の戦い以上のものに見えた」と話したと、AP通信は報じている。


