米スポーティング・ニューズ電子版は22日、オーストラリア代表が22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の出場権を獲得できなかった場合、マルセロ・ビエルサ氏(66)が後任候補となると報じた。

オーストラリア代表の元監督で、現在はスコットランド1部セルティックを率いるポステコグルー監督も最近のインタビューで「もしマルセロ・ビエルサがオーストラリアに(代表監督就任について)提案してくれるのであれば、協会はドアを開けて、ユースの育成から何から、すべて彼の望むものを与えるべきだと思う」と、ビエルサ氏の代表監督就任について支持している。

ビエルサ氏はニューウェルズ・オールドボーイズや、エスパニョール、アルゼンチン代表、チリ代表などを歴任。アテネ五輪ではテベスやマスケラーノらを擁するアルゼンチン代表を率い、金メダルを獲得した。

18年にリーズの監督に就任。19-20年シーズンに2部優勝を果たして、クラブをプレミアリーグ昇格に導いた。今季は成績不振で2月に解任された。

ビエルサ氏は過去にもオーストラリア代表監督就任の可能性を報じられたことがある。19年のインタビューでそれについて聞かれると「実現しなかったが、私はオーストラリアのサッカーの一員になりたかった。この国は危険なチームになり得る。彼らのサッカーは成長しているからだ」などと話していた。