前節クレルモン戦に途中出場してフランスリーグデビューを飾ったスタッド・ランスの日本代表MF伊東純也(29)が、敵地ストラスブール戦で移籍後初先発。後半ロスタイムまでプレーして何度も好機をつくったが初ゴールは次戦にお預けとなった。

伊東の最大の得点チャンスは1点を追う後半11分。味方の左クロスを渾身(こんしん)のダイビングヘッド。ゴール右下の厳しいコースに飛んだが相手GKのスーパーセーブに阻まれた。

チームはその後、バログンが同点ゴールを決めて1-1で引き分けた。Sランスは開幕3戦で1分け2敗。

伊東はヘディング以外にも、クラブ史上最高額・移籍金1000万ユーロ(約14億円)で加入しただけはあるというプレーを披露。何度も鋭いクロスを上げ、右サイドのドリブルではいとも簡単に相手DFを抜き去った。この日、1番得点のにおいがした選手だっただけに、ホームで行われる次戦28日リヨン戦ではさらなる期待がかかる。