リーグ3位のニューカッスルが0-0でレスターと引き分け、来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位以内を確定させた。ニューカッスルがCL本大会に出場するのは02-03年シーズン以来、21季ぶりとなる。

エディ・ハウ監督が就任した21年11月8日にチームは20チーム中19位だった。今季開幕時の目標も、ハウ監督は「トップ4に入ることではなかった」と正直に打ち明ける。

指揮官は「常に希望を持ち、信じ、夢を見なければならないと思う。でも、そのための準備が整っているとは思えなかった。昨季の残留争いの後、私たちはより良いチームになるために1つにまとまることができるかどうか、というところだった」と話し、「降格の危機を感じず、上を目指して挑戦することができたのは、本当に素晴らしい」と選手たちをたたえた。

ニューカッスルは今季18ゴールのイングランド代表FWカラム・ウィルソンや同10点のスウェーデン代表FWイサク、11点をマークしているパラグアイ代表MFアルミロン、攻守にチームを支えるブラジル代表MFギマランイスら豊富なタレントをそろえ、今季躍進を果たした。

2部降格圏で苦しんでいたチームは21年10月7日、サウジアラビア政府系ファンドを中心とするグループに買収された。それが転機となった。13日後、当時のブルース監督が解任され、同11月8日にハウ監督の就任が発表された。

22年1月には8500万ポンドを費やしてイングランド代表のサイドバック、トリッピアー、ギマランイス、DFバーンらを獲得。昨季は11位でシーズンを終えていた。