ACミランの元オーナーでイタリア首相も務めたシルビオ・ベルルスコーニ氏が12日、死去した。86歳だった。現地メディアによると、この2年は骨髄性白血病と闘っていた。

実業家として建設業と放送事業で成功し、1986年にACミランを買収し、瞬く間に欧州トップクラブへと返り咲かせた。フリット、ライカールト、ファンバステンのオランダ人トリオを獲得し、サッキ監督のもとで80年代後半から90年代にかけて黄金期を築いた。88-89年、89-90年と欧州チャンピオンズリーグを連覇し、トヨタ杯でも2年連続の世界一に輝いた。

また、91年~93年にかけてカペッロ監督のもとで58試合無敗という記録も打ち立て、常勝軍団の名をほしいままにした。

そのサッカー人気の勢いのまま、政治家として「フォルツァ・イタリア」党を起こし、政治家歴数年で94年に首相に就任。13年に政界を引退するまで、4度も政権を樹立した。一方で職権乱用に加え少女買春の罪で起訴されるなど、公私ともに話題を振りまいた。

ACミランでは、17年にクラブを売却するまで29ものタイトルを獲得している。総資産は68億ドル(9兆1800億円)と言われ、世界でも名だたる大富豪だった。