バルセロナが22日、アメリカで同日夜に行われる予定だったプレシーズンマッチのユベントス戦を、選手たちがウイルス性胃腸炎に感染したことにより中止することを発表した。

今季開幕に向けて調整を続けるバルセロナは現在、アメリカ遠征を実施しており、欧州の強豪6クラブ(バルセロナ、ユベントス、レアル・マドリード、ミラン、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド)を集めて開催されるサッカー・チャンピオンズ・ツアーの初戦でユベントスと対戦する予定だった。

しかし同日、選手たちの多くやクラブスタッフがウイルス性胃腸炎にかかったことを理由に中止を発表。スペイン紙スポルトによると、最初に症状が出たのはクンデであり、アメリカでの最初の練習に参加できなかったとのこと。その後、急速に広がり、最低でも12人が感染しており、具体的にバルデ、エリック・ガルシア、新加入のオリオール・ロメウの名前を伝えた。またシャビ監督は感染していないが、アシスタントコーチの何人かも患っているとのことだ。

これにより財政難のバルセロナはシーズン開幕に向けた貴重なテストマッチが1試合失われただけでなく、収入面でも痛手を負うことになった。スペイン紙ムンド・デポルティボによると、このような事態をカバーする保険に加入しているため、試合を行わないことで大会主催者からペナルティーを受けることはないものの、サッカー・チャンピオンズ・ツアーの参加収入の大部分は、各試合の興行収入のパーセンテージに委ねられるとのことだ。

そのためバルセロナは今回、アメリカでの4試合合計1200万ユーロ(約19億2000万円)のうち、ユベントス戦を中止せざるを得なかったことで200万ユーロ(約3億2000万円)を失うことになるという。

バルセロナはこの後、26日にアーセナル、29日にレアル・マドリード、来月1日にミランと対戦する予定になっている。通常通りプレーできると確信しているとのことだが、まずは今後の選手たちの回復状況を見守る必要があるだろう。

(高橋智行通信員)