国際サッカー連盟(FIFA)は、23年女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会でザンビアを率いたブルース・ムワペ監督(63)について、選手からの苦情を受けて調査を開始した。複数の海外メディアが報じた。

1次リーグC組で日本とも対戦したザンビアのムワペ監督は、7月31日のコスタリカ戦の数日前、練習後に選手の胸を触ったと訴えられた。

FIFAの広報担当者は「FIFAはいかなる不正行為の疑惑も極めて深刻に受け止めており、サッカー関係者が事件を報告するための明確なプロセスを設けている」「私たちは、ザンビア女子代表チームに関して苦情を受け、現在調査中だ。機密保持のため、進行中の調査についてこれ以上詳細をお伝えすることはできない」などと話した。

一方、ザンビアサッカー協会は4日、2018年以来チームを率いるムワペ監督に対するいかなる疑惑も関知していないと説明した。

同協会のカマンガ事務局長は声明の中で「ザンビア協会は、W杯に参加した代表選手や関係者からそのような苦情を受けていないことを表明したい。すべての練習は協会のメディアチームによって撮影されていたが、そのような出来事は報告されなかった」とし「加えてFIFAの撮影クルーもすべてのトレーニングに立ち会っていた」と強調した。

海外報道によると、この訴えが事実だと発覚すればムワペ監督は生涯追放処分となる見通しだという。

同監督は昨年も性的虐待の疑いで捜査された。ある匿名の選手が英ガーディアン紙に対し「もし彼(ムワペ監督)が誰かと寝たいと言ったら、イエスと言わなければならない。私たちのチームでは、監督が選手と寝るのは普通のことだ」と話していた。

ムワペ監督はこれまで、この告発を否定してきた。同監督はW杯初戦の日本戦の前には「もう1年ほど前の疑惑のことを、まだきみたちは話している。それらの疑惑はフェイクだ」と話していた。

ザンビアはすでに帰国している。