米国メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに今年7月に移籍し、公式戦11戦で11ゴールを上げる大活躍でチームの勝利に貢献しているFWリオネル・メッシ(36)の、米国挑戦を追ったドキュメンタリーが11日にApple TV+で配信されることが分かり、予告編が公開された。メッシに密着した初のドキュメンタリー「メッシ、アメリカへ」は、全6エピソードで構成され、前半3エピソードが18日から配信される。
予告編の中で、クラブの共同オーナーを務める元イングランド代表デビッド・ベッカム氏は、「彼は世界で最も偉大な選手の1人」と語り、2人が勝利を祝う抱擁をする姿なども映し出されている。米ピープル誌によると、独占インタビューを通じて、メッシの人生とMLS移籍やその後のリーグカップ優勝など新たな挑戦の舞台裏を追う内容になっているという。メッシは予告編の中で、「私の幸せは、いつもサッカーをすることだった」と語っており、米国でそれを続けることができると喜びを話している。
MLSの協力の元、テレビ界でもっとも権威のあるエミー賞を受賞したフリーソロ・クライミング界の若きスターの挑戦を追ったドキュメンタリー「フリーソロ」(18年)に携わったティム・パストーレ氏とマット・レナー氏らが総指揮を務めている。
メッシの加入に沸く地元の様子や、完売のスタジアムの熱狂ぶり、初出場した試合の決勝ゴール、リーグカップで優勝したチームの様子など米国で吹き荒れるメッシ旋風に密着する番組の後半3エピソードは、今季の後半に配信されることになっている。
インテル・マイアミと2025年までの2年間契約を結んだメッシは、7月21日に本拠地で行われたカップ戦に出場し、チームを勝利に導くフリーキックで移籍後初となるゴールを決め、鮮烈なデビューを飾っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)