名将ユルゲン・クロップ監督のリバプールでのラストマッチは、まさにメモリアルマッチになった。

今季で退任する名将。ホームの聖地アンフィールドは試合前から、とにかく愛され続けた指揮官のため、惜別ムード。チームもしっかり勝ち、試合後には、スタジアムを埋めた全員といえる観客が残り、ピッチでのクロップ監督のサヨナラスピーチに耳を傾けた。

赤いパーカー姿で、キャップをかぶり、マイクを握ったクロップ監督は次のように述べた。

「本当に信じられない。もっと身も心も、ボロボロになると思っていたけど、違った。率直に、とにかく、本当に幸せです。

この雰囲気、試合、そしてあなたちファミリーの一員になれたこと、最後にこのように祝うことができて本当にうれしい。

とにかく、すべてが信じられないほど、素晴らしい。本当にありがとう。

これは、終わりではなく、始まり。そう感じている。なぜなら、今日、私は才能にあふれ、若さに満ち、創造性にあふれ、欲望に満ち、貪欲なプレーをしているチームを目撃したからだ。それは成長の一部であり、絶対に必要なこと。

数週間前から私ばかりが注目されることになり、正直、居心地は良くなかった。ただ、たくさんのことに気がついた。

人々は私に対し、私が彼らを疑心暗鬼に満ちた者から、信者に変えたと言った。だが、それは違う。

信じるということは自ら望むことで、そうでなければ意味はない。私はそうしなければならないと言い、それをやり遂げてくれた。

今では、誰も信じることをやめろと言う者などいない。このクラブは、おそらく、かつてなく素晴らしい状況にある……。久しぶりに、そう言わせてもらいたい。

素晴らしいスタジアム、練習場があり、そしてあなたたちという、“スーパーパワー”がある。

心配するのか、それとも、楽しむのかは、私たちが自ら決めること。信じるか、信じないかは、私たちが自ら決めること。

そして今日から、私はあなたたちの仲間となり、あなたたちを信じ続ける、100%、信じ続ける。

今日私は、泣いている人をみた。それは今夜の私の姿なのかもしれません。さみしいことですが、変化は、いいことです。これから何が起こるかなんて、誰にも分かりません。それでも、正しい姿勢で進んでいけば、何の問題もありません。

私は今日から、あなたたちと同じ。あなたたちの1人の仲間となる。心から愛しています

あなたたちは、世界一、最高だ。ありがとう」