【ラ・コルーニャ(スペイン)=高橋智行通信員】バレンシアのMF佐藤龍之介(19)はアウェーのデポルティボ戦で後半15分までプレーした。試合は1-3で敗れた。
佐藤は開幕から3試合連続で先発し、5-3-2の2トップの一角でスタートした。右寄りでプレーしつつ、中盤まで下がってゲームの組み立てに参加し、スペースに抜ける動きを見せ、守備では積極的に前線からプレスをかけた。
チームが2点目を奪われた後、ポジションを左サイドに移し、頻繁に中央に入ってチームメートと連係し、クロスを次々と上げていった。そして前半41分にはサディクのパスから左足でシュートを打つが、DFにブロックされた。
後半は再び前半開始時のポジションに戻ってプレーし、セカンドトップのような役割を果たした。ディフェンスラインの裏を狙う動きを何度も見せるが、デポルティボに主導権を握られたことでボールがほとんど入らず、後半15分にウーゴ・ドゥーロとの交代でピッチを去った。
チームは終盤にクロスボール主体で攻めるも精度を欠き、最後までデポルティボの堅守を崩せなかった。
コルベラン監督は試合後の会見で「私がバレンシアの監督に就任して以来、最悪の前半だったと言わざるを得ない。チームがあんなにも戦えない姿を見るのは初めてだ」と振り返った。
続けて「試合の入り方の問題で、我々は競争力のあるチームとしての姿勢で臨めなかった。失点するまでにCKを4本も与えてしまったし、我々は不必要にボールを失っていた」となげいた。
「今日の最初の15分間は私がバレンシアの監督に就任してから最悪の立ち上がりの一つだったし、この試合の立ち上がりがすでに我々の敗北を決定づけていた。あのパフォーマンスは受け入れられるものではない」
なぜ、パフォーマンスが悪かったのか? 指揮官は「移籍市場の問題ではなく、責任の問題だ。チームは本来持つレベルを下回るプレーしかできず、試合序盤のパフォーマンスもデポルティボをはるかに下回った。その結果、2点のリードを許し、ピッチの多くの局面で圧倒されてしまったんだ。もちろん、私は責任から逃げるつもりはない」と語った。
「スタメンを決めるのもゲームプランを考えるのも私だからね。移籍市場の評価よりも、今いる選手たちでより良い戦いをしなければならない。なぜなら、選手たちが一緒になって、自分たちのレベルを下回るプレーを見せてしまったからだ。我々は大いに失望しているし、チームとして恥を感じている。我々は体現すべきレベルのプレーができなかった」
バレンシアは開幕3戦未勝利の勝ち点1で降格圏一歩手前の17位。1部復帰後の初勝利を挙げたデポルティボは開幕から無敗をキープし、勝ち点を5に伸ばして7位に浮上した。

