アストンビラ(イングランド)の日本代表GK鈴木彩艶(24)が、欧州CLデビュー戦を白星で飾った。大会開幕カードとなったアウェーのクラブ・ブリュージュ(ベルギー)戦にフル出場し、堅守で3-2の勝利に貢献した。
ザイオンが日本人GKとして初めて欧州最高峰の舞台に立った。開始57秒、武器とする正確かつ鋭いロングフィードで右のDFラインの背後へパスを通し、ファーストシュートにつなげた。まさに11人目のフィールドプレーヤー。ビルドアップにも加わり、左右問わない正確なキックで攻撃の起点となった。
ファーストセーブは前半9分だった。相手左ウイングのビルジリが右隅を狙ったコントロールシュート。鋭く反応し、左手1本でセーブした。
前半7分にMFマギンのゴールで先制点を挙げた。しかし同19分、サイドからの折り返しをMFブエンディアに左足で流し込まれたが、チームのDF網を破られたもので、防ぎようのないシュートだった。
アストンビラは前半22分にはMFジョアン・ゴメスの巧みなドリブルからMFブエンディアが勝ち越しのゴールを奪った。
前半42分にも強烈なシュートを受けたが、事もなげにここもセーブ。すると1分後にはDFパウ・トーレスのロングフィードからFWニコラス・ジャクソンが抜け出し、3点目のゴールを奪った。
相手GKがスイス代表でW杯3度出場、通算94試合を誇る名手ゾマーだったが、その存在感はザイオンが勝っていた。
後半13分にはDFワンビサカの手に当たり、VARによってハンドの判定。ザイオンはPKに向き合ったが、FWトレソルディに冷静にゴールを奪われて1点差と詰め寄られた。
その後は勢いを増したホームのクラブ・ブリュージュの猛攻を浴びた。後半23分には相手の鋭いミドルシュートが飛ぶ。ゴール右隅へ鋭くショートバウンドしたボールに鋭く反応してのビッグセーブを見せた。直後のCKではニアサイドから鋭いヘディングシュートを浴びたが、ここもポストに体をぶつけながら体ごとのセーブ。日本が誇る守護神が立ちふさがった。
終盤は押し込まれてピンチの連続。それでも慌てることなく、チーム一体となって体を張り、ハイボールにはザイオンが安定したキャッチングで対応した。1点差を守り切り、アウェーで幸先良く勝利をもぎ取った。
チームは今季公式戦4試合目で初勝利となった。

