遅刻やファンとのいざこざ、チームメートとのケンカなど、問題には事欠かないマンチェスターCのFWマリオ・バロテリ(20)が、イジメに遭っている少年を助けた。10日付英サン紙が報じた。バロテリは毎週のように練習場へ母親とともに足を運び、選手のサインを求めている少年を不思議に思い、学校へ行っていない理由をたずねた。するとイジメに遭っていることが発覚したという。

 バロテリはその場で少年と母親を車に乗せ、学校へ直行。いじめた子供を叱りつけ、校長に話し合いの場を持つよう求めた。その後、少年といじめた子供は握手をし、バロテリは子供たちが見守る中、立ち去った。クラブ関係者は、人種差別的なヤジを飛ばされたこともあるバロテリについて「イジメに敏感であり、少年は学校へ行くべきだと感じたのでは」と語った。